格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 9」(23日、神戸ワールド記念ホール)の公開計量が22日に大阪市内で行われ、ブアカーオ・バンチャメーク(41=タイ)と対戦する木村〝フィリップ〟ミノル(30=ブラジル)が73.7キロでクリアした。
カード発表の際、榊原信行CEOから計量に失敗すれば「もう試合を組まない」と〝追放〟を明言されていたが、規定を300グラム下回り無事クリア。同じく73.85キロでクリアしたブアカーオと握手をかわして健闘を誓い合った。
〝復帰戦〟を前に最初のハードルをクリアし、あとは試合に臨むのみ。必勝を誓う木村は「できる限りの気合を入れて仕上げてきました。(ブアカーオは)パーフェクトなファイターで名前もあって、対戦できるのは光栄なので人生で一番頑張りたいです」と闘志をみなぎらせている。
相手は元K-1 WORLD MAX王者で、まさに〝生ける伝説〟と呼ぶにふさわしい存在だ。昨年5月に久々に日本のリングに上がって安保瑠輝也と対戦すると、互角以上にわたり合ってドロー。健在ぶりを見せつけており、年齢を理由に侮ることはできない。
木村はこの安保戦でのブアカーオを「どっちも攻撃していない時に一歩だけ前に出るとか、分かりやすい派手な攻防じゃなくても一瞬一瞬の(うまさがあった)。ブアカーオの足が先に一足分だけでも前に出て、それによって安保が一足分下がらされるっていう展開がほとんどだった」と分析。
そうなった理由を「経験の差だと思います。『ここでプレッシャーをかけたら相手がビビる』っていうのを(感じ取れる)。それは百戦錬磨のもので技術とかじゃないんですよ。試合の感覚の中での〝化かし合い〟というか〝相手を飲む〟というか。それが今、武器なんじゃないかと思います」と眼光を鋭くした。
もちろん、そうしたベテランの〝妖術〟のごときテクニックを警戒しつつも上回るつもりだ。木村は「そういう感覚だと思うので、いろいろ想定しながらやってますね。理想はKOです」と拳を握る。復活戦で大ベテランを吹っ飛ばし、存在をアピールできるか。












