韓国代表MF李康仁(イ・ガンイン=パリ・サンジェルマン)が20日、アジアカップでの行為について初めて生謝罪した。

 李は、韓国がアジアカップ準決勝(2月6日)のヨルダン戦で0―2と敗れる前夜に、卓球をするために早く食事の席から立ったことを主将のFW孫興民(ソン・フンミン=トットナム)にとがめられ、口論になり、孫が指を脱臼するけがを負った。これで李は猛批判を浴びてしまい、SNSで謝罪コメントを発表。その後、李が英ロンドンを訪れ、孫に直接謝罪していた。

 韓国内では代表追放の声が上がったが、今月に活動する韓国代表に招集された。韓国メディア「スターニュース」によると、この日、李は同国・ソウルで行った練習前、並べられたマイクの前で謝罪の言葉を述べた。「このような機会を与えてくださった監督に感謝します。サッカーファンの皆さんがアジアカップの期間中に、たくさんの応援をいただきましたが、それに報いることができず、失望させてしまったことをお詫びしたいと思います」と神妙な面持ちで語った。

 続けて「この機会に多くのことを学ぶことができた。すべての方々の苦言が私に大きな助けとなり、多くの反省をすることができる期間となりました。これからも良いサッカー選手だけでなく、良い人、チームにもっと役に立つことができ、模範的な人になるようにたくさん努力し、そのような選手と人になる」と約束。最後に深々と頭を下げた。

 孫はこの日の会見で李の行動について「謝罪をするには勇気が必要だ。李は勇気ある姿勢を見せたし、選手たちも謝罪を受け入れた。これをきっかけに、さらに団結していきたい。皆さんが心配しているほどチームの雰囲気は悪くない」と評価した。

 これで一つの終止符が打たれた形だが、韓国メディア「マイデイリー」は「韓国はタイとW杯2次予選で2連戦を行う。李康仁にとって重要な2試合だ。非常に失望したファンの信頼を取り戻すという課題に応えなければならない」と指摘。結果を出さなければ、再び批判が起きてしまいそうだ。