ゴルフに例えられるようなすさまじい弾道だった。韓国・ソウルで17日に行われたKBOキウムとのエキシビションマッチでドジャースは14―3で圧勝。「2番・DH」で出場した大谷翔平投手(29)が2三振に倒れる中、主役を張ったのは、フレディ・フリーマン内野手(34)だった。

 初回、二死から右翼席後方の看板に直撃する449フィート(約137メートル)、打球速度109マイル(約175キロ)の衝撃弾で度肝を抜いた。この一発には欧米のプロスポーツ情報を数多く扱うインド系メディア「スポーツキーダ」が、興奮冷めやらぬファンの「ゴルフをしているようだ」という声を紹介している。

 バットをやや短めに握り、コンパクトに振り抜いても圧巻の飛距離だった。フリーマンは4回の第3打席であわやフェンス越えの右中間への二塁打、さらに7回には内野安打を放ってサイクル安打に王手をかけるなど躍動。フル出場で3安打と、20日のパドレスとの開幕戦に向けて状態の良さをアピールしつつ、肉体的にも準備万端であることを示した。

 16日の前日会見でチームを代表して「僕らはみんな興奮している」と高揚感を語り、韓国シリーズを戦う使命感をにじませていたフリーマン。調整を兼ねたエキシビションマッチながら、KBOで昨季低迷したキウムを相手に手抜き一切なしのプレースタイルは、触れ込み通りの「人格者」らしかった。