F1サウジアラビア・グランプリ(GP)で小松礼雄率いるハースが見せた〝脱法戦略〟が波紋を広げる中、最大の〝被害者〟となった角田裕毅(23)の所属するRBが提訴する方針を固めた。

 角田は決勝で9番手から順調なスタートを見せたが、徐々に順位を下げて14位でゴールし、その後にペナルティーを科されて15位に終わった。レースのカギとなったのが、小松代表率いるハースによる反則スレスレの戦略だ。

 ハースのケビン・マグヌッセンがペナルティーを受けた後に、前にいる同僚のニコ・ヒュルンベルグをアシストするために後ろの角田らをブロック。小松代表が指示した戦略が奏功し、ハースは悲願のポイント1を獲得することに成功した。

 だがレース後、RBのレーシングディレクターを務めるアラン・パーメイン氏が「あの戦い方は正しくない。スポーツマンらしくない行為だ」などと猛批判し、大騒動となった。

 そうした中、ついにRBが強硬手段を取ることになった。

 米誌「スポーツイラストレーテッド」は「RBが、ケビン・マグヌッセンに関するサウジアラビアGPでの戦術問題をFIA(国際自動車連盟)に提訴へ」と報道。「マグヌッセンが不当なオーバーテイクでタイムペナルティーを受けたにもかかわらず、角田裕毅をブロックしたとして、RBはFIAへ提訴することになった」と伝えた。

 角田とハースを巡る騒動は、サーキット外で争いが続くことになりそうだ。