なでしこジャパン悲願の金メダル取りへ、レジェンドが〝金言〟だ。

 今季からなでしこリーグのスペランツァ大阪を率いる大野忍監督(40)が、11日に都内で行われた2024年シーズンの開幕会見に出席した。

 大野監督は2011年W杯優勝メンバーという立場から、現在のなでしこジャパンについて言及。2月のパリ五輪アジア最終予選では北朝鮮を2試合合計2―1で破って出場権を獲得したが、一方で同24日の第1戦(サウジアラビア・ジッダ)では開催地が直前まで決まらず、前代未聞のドタバタ劇が展開された。この騒動には「そういうところを言い訳にする選手たちではない。私たちの頃とは違って、今は選手が全員(飛行機移動で)エコノミーじゃなくてビジネスクラスで移動しているから」とジョークを交えつつ試合への影響は否定した。

 苦難の末に出場が決まったパリ五輪で、日本は金メダル獲得を目標に掲げている。大野監督はチームの現状を「一人ひとりの技術はとても高く、もともと上手な選手が多い。チーム全体の戦術としても海外チームに劣らないものがある」と高く評価する。

 そしてチームをさらに向上させるため「シンプルに結果にこだわりながら点を取る、取られるというところにプライドと責任を持ってやってほしい」と〝1点の重み〟を意識するよう直言した。

 女子サッカーの人気上昇のためにも、五輪の大舞台では結果が求められる。「君たちの頑張り次第で、女子サッカーの未来が変わるということを分かってくれたらうれしい」と後輩たちへ熱いエールを送った。