米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(36)が、米国でも非難の的になっている。

 マイアミは21日(日本時間22日)に行われた今季開幕戦のソルトレイク戦で2―0と快勝し、エースのメッシはフル出場して大きく貢献した。

 ただ、前半終了間際のプレーが米国で大きな波紋を呼んでいる。ソルトレイクの選手が負傷により倒れるもプレーは続行され、そこにメッシがドリブルを開始。なんと倒れ込んだ選手の上を通す形でボールを運ぶ妙技を見せたのだ。

 このプレーを巡ってメッシに対して米国で批判が集中。韓国メディア「OSEN」は「サッカーでは普通、負傷者が出たら一度ボールを外に出し、状況が整理された後で攻撃権を再度渡すのがマナーだ。必ず守らなければならない義務はないとはいえ、メッシは負傷した選手の位置でボールをドリブルしながら負傷者を利用したとして批判を浴びている」と指摘。そして米国ファンの声を取り上げて「これは一線を越えた」「メッシが相手を侮辱した」「メッシに失望した」などと負傷者を顧みない〝非人道的プレー〟と批判の的になっている様子を伝えた。

 米スポーツ専門放送局「ESPN」にも現地ファンから「リスペクトに欠ける」などと厳しい声が寄せられており、物議を醸している。

 メッシを巡っては、7日のJ1神戸との親善試合で約30分間プレーしたが、4日の香港リーグ選抜戦を内転筋の違和感を理由に欠場。香港ではプレーしなかったにもかかわらず日本で全力プレーを見せたため、香港や中国で怒りが爆発しており、香港政府が異例の失望表明を発したほか、マイアミ側がチケット代の一部払い戻し、さらに3月に中国で予定されていたアルゼンチン代表の2試合が中止になるなど騒動が拡大し続けている。

 今度はチームの本拠地でもある米国でも〝反メッシ〟の機運が高まってしまうのか。