イタリア代表の監督にロベルト・マンチーニ氏が復帰した。前回は2018~23年に指揮し、21年の欧州選手権を制した同氏は、2度目の大役でW杯4度の優勝を誇るチームの再建を求められる。
北中米W杯まで3大会連続の欧州予選敗退。厳しい状況に置かれる中、この決定まではすんなりいかなかった。イタリア連盟は、名将ジョゼップ・グアルディオラ氏にオファーするも相手にされず、元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ氏を本命とした。しかし、ロシアの賭博系企業とのつながりがあることを問題視され、監督就任が白紙となり、マンチーニ氏の再登板となっていた。
イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「わずか3年前に代表に背を向け、チームを途方に暮れさせ、甚大な困難に陥れたマンチーニのような監督を、今このタイミングで招へいすることが、果たしてどれほど適切なのか。サッカーの体制を再構築するために、何よりもチームワークと代表への愛着が求められる。そのユニホームのために戦うことをやめ、サウジアラビアでの数百万ユーロ単位の年俸を選んだ人物にかけることを考えるのは、果たして適切だろうか」と疑問を投げかけた。
続けて「確かに彼は謝罪したが、謝罪だけで十分とは限らない。そして、何百万人ものサポーターからなるイタリアのサッカー界は、そう簡単に忘れられないのだ」と指摘した。
マンチーニ氏は23年8月に26年まで契約を残しながら、連盟との対立を理由にイタリア代表監督を辞任。直後にサウジアラビア代表監督に電撃就任した。年俸2500万ユーロ(約46億円)とされた高額報酬に〝お金目当て〟とイタリア国内で大きな批判が起きていた。
しかも同氏は欧州選手権の実績はあるもののが、自国代表を2022年カタールW杯に導けなかった。今回はイタリアを復活させることができるのか。












