J1浦和の清水稔代表取締役社長と堀之内聖スポーツダイレクター(SD)が28日、埼玉会館で行われた「浦和レッズTalk on Together 2026/27」に登壇し、サポーターからの新監督に関する質問に答えた。
浦和は新シーズンから曺貴裁氏が監督に就任。曺監督は京都をJ1昇格や、J1で3位に導いた実績がある一方で、パワハラで処分を受けた過去もあり、サポーターの間で賛否を呼んでいた。
清水社長は招へいの理由を「浦和にとって人間力を持ってチームをまとめていくところが必要であり、それが(曺監督の)熱さであり、情熱である」と説明。続けて「過去の事案に目をつぶることは当然できない。しっかり社内の通報体制やコミュニケーション、臨床心理士のケアなどでわずかな兆候も見逃さないようにする」と対策を語った。
また、堀之内SDはデータを用いて論理的に解説。6月に終了した明治安田J1百年構想リーグにおいて「ボールを奪ってからシュートまでの平均時間が22・6秒で、20チーム中最下位だった」と明かし、「縦への速さは、浦和がさらに高みへ行くために積み上げなければいけないもの。それをストロングとして指導できる監督として、曺監督を招へいした」と続けた。
浦和は過去5年間で、成績不振を理由に監督を3度解任。イベント参加者からは「26―27シーズンで下位に終わったら辞めさせるのか、また新しい監督で最初からやらせるのか」との声も上がった。
これに対し、清水社長は「優勝を基準とする以上、当然そこの評価は厳しく考えたい」とした上で「コンセプトを実現できているかなど、いろいろな検証を行って必要であれば人事を発動する。長くチームの力を継続できるような組織体制にしたい」と回答した。
渦中の新指揮官は、炎と情熱を持った〝赤いチーム〟を目指し、選手とともに新シーズンへの準備を進めている。











