スピードスケート女子で平昌五輪2冠の高木菜那氏(31)が、2大会連続の五輪出場を目指すなでしこジャパンの躍進に期待のメッセージだ。

 昨年のW杯でベスト8に終わったリベンジに燃えるなでしこジャパンは、パリ五輪アジア最終予選で北朝鮮と対戦。24日の第1戦はサウジアラビア・ジッダで、28日の第2戦は東京・国立競技場で開催され、2戦合計の勝者が五輪切符を獲得する。シンプルな構図とはいえ、北朝鮮・平壌で行われる予定だった第1戦が試合3日前の21日になってサウジアラビア開催に正式決定するなど、試合前からピッチ外でドタバタ劇が繰り広げられている。

 高木氏も現役時代の海外遠征時に航空会社のストライキによってスケジュールの変更を余儀なくされたことが何度もあったというが、想定外の事態に見舞われても世界で結果を残してきた。本紙の取材に「日程を自分たちが変えることはできないので、自分たちはその日程の中でどうベストを持っていくかが大事になってくる」と活躍の秘訣を明かした上で、「気持ちを切り替えた方がモチベーションも上がってくると思う。ネガティブになるのではなくて、ポジティブに受け取って、自分たちのベストを出してほしい」とエールを送った。

 自身はスピードスケートと並行して中学3年までサッカーにも取り組んでおり、なでしこジャパンに注目。「私も五輪の選考会は自分の力で自分の枠を勝ち取りにいかないといけない、という強い気持ちで戦ってきた。なでしこジャパンのみなさんも力を合わせて、強い気持ちを持って同じ方向を向きながら戦いにいってほしい」と胸を膨らませた。

 23日には都内で実施された、アディダス・ジャパンが主催するロードレース「ADIDAS TOKYO CITY RUN 2024」のゲストランナーとして、5キロを26分23秒で完走。雨が降りしきる中でのレースを終え、大一番を控えるなでしこジャパンに対し「どんな状況でも『私たちはできる』と思って、みんなが一つになれば強いと思うので、本当に頑張ってほしい」と願っていた。