フィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成したプロスケーター・羽生結弦(29)は、自身初ツアーを通じて大きな収穫を得た。

 19日に神奈川・ぴあアリーナMMで行われた「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd 〝RE_PRAY〟 TOUR」の千秋楽公演では「いつか終わる夢」を皮切りに、全12曲を熱演。「破滅への使者」では4回転サルコーや4回転トーループなどを披露すると、会場からどよめきの声が上がった。

 今回のツアーでは昨年11月の埼玉、1月の佐賀、今回の横浜を合わせて6公演を完走した。全日程を終えた羽生は「改めてめちゃくちゃきついなというのを感じています」と苦笑い。それでも「ツアーという形で何回も何回も挑戦をさせていただくことによって、こういうふうにトレーニングをしたら結果が出せるとか、手応えみたいなものをまた改めて感じてきた」と納得の表情を浮かべた。

 横浜公演を迎えるにあたり「過去の自分をどうやって乗り越えていくのか、強くなっていくのかということを常に考えながら、本当にストイックに自分を追い込みながら練習ができました」と高い意識で鍛錬を重ねてきた。だからこそ「毎回毎回レベルアップできるように、それこそ、自分のストーリーの中でもありますけど、経験を積んで、より一層技術的にも高い自分を見せていけるように、なんか頑張れるんじゃないかなという希望を持てました」と明るい声で語った。

 約7000人の観衆の前で実施されたマイクパフォーマンスでは「やっと『破滅』ノーミスできたあ!いや~、ありがとうございます」と満面の笑み。血のにじむような努力を続けてきた羽生ならではの言葉だった。