作家でタレントの乙武洋匡氏(47)が20日「X」(旧ツイッター)を更新。“有名税”という言葉について持論を展開した。

 有名税といえば、最近では17日に離婚を発表したプロスケーターの羽生結弦についても、このワードが取り沙汰された。羽生は8月に結婚後、自身だけではなく親族、関係者に対する誹謗中傷、ストーカー行為や許可のない取材。報道があったと告白。相手の未来を考え離婚を決意したことを明かしている。

 こうした羽生の言動にSNS上では著名人はこの種の問題は避けられない」といった批判的な声も出ていた。

 乙武氏は羽生の問題を念頭に置きつつ「著名人がプライベートまで追いかけ回されることに対しては、必ず『有名税だ』という声が上がります。その表現を用いることで正当性を生もうとしているのでしょうが、むしろ的外れな意見となってしまっています」と、有名税は理にかなっていないと指摘した。

 その理由について「もしも税で例えるなら、税に関しては『代表なくして課税なし』という言葉があります。私たち国民はその代表を選び、選ばれた人たちによって税率などを決めているように、税と名乗るからには税を払う側の同意が必要であるはずだし、少なくとも話し合いの場が持たれるべきなのです」と解説。

 続けて「しかし、『有名税』にはまるで合意がありません。プライベートを詮索される側の意思や同意がないまま執拗に追い回されるのなら、それはとても 『税』と表現できるものではなく、ただの搾取であり、強奪です。みなさんも自分たちの意見が反映されないままに税金が上げられることには強い憤りを感じているはずです」とその問題点をあげた。

 さらに「著名人のプライベートを追い回すことは、とても『有名税』という言葉で正当化されるべきものではない。今回の羽生結弦さんに関する報道に触れ、あらためてその思いを強くしました」と持論を展開した上で「こうしたことを書くと、きっと『おまえ自身が週刊誌にやられてるから、こんなことを言い出すのだろう』といったご批判をいただくと思うのですが」と前置きし「そ の 通 り で す」とコメントしている。。