ロケバス車内で女性に性的暴行を加えたとして不同意性交などの罪に問われている元ジャングルポケットの斉藤慎二被告(43)の第4回公判が13日、東京地裁で開かれ、ロケに番組のアシスタントディレクターとして同行していたという女性が出廷し、証言を行った。

 この日、検察側の証人として出廷したアシスタントディレクターの女性は、フリーランスのADで同番組のロケには2~3ヶ月に1回など不定期で参加。被害があったロケ当日は、約10人ほどのスタッフとともに演者のサポートやロケのセッティングなどを行っていたという。

 ADの女性は、ロケ終了後の午後12時ごろ、ピンマイクの取り外しのために被害女性に対してロケバスに戻るよう指示。被害女性は「私は大丈夫です」と遠慮していたものの、ADの女性に「お気になさらず」と促され、バスの中に入ったことを明かした。

 ピンマイクの取り外しは通常、ADの仕事だが、ロケ当日に被害女性はワンピースを着用していたため、自分自身でスカート部分をまくり上げてピンマイクを外す必要があったという。ロケバスに戻ってピンマイクを取り外す際、車内には先に斉藤被告も乗っており、特に仕切りなどはなかった。

 裁判長は、男性がいる空間でワンピースをまくってピンマイクを外すという状況が「気になる」と指摘。ADの女性は、ピンマイクを外す程度であれば「体の向きで(下着などは)見えない」ため、同じ車内でピンマイクを外したと説明した。

 一方で、被害女性はロケ当日に気分を害している様子やロケを中断してほしいなどの素振りは「なかった」という。帰宅前には、被害女性から斉藤被告に対し「ロケ中に言っていたおいしいお店を紹介してほしい」という主旨の会話をしていたことも証言した。

 ADの女性は、後日ディレクターから性加害のことを聞いた際に「驚きました」と語った。

 第5回の公判は6月2日に行われる。