自民党の〝裏金報告書〟公開をめぐり、与野党間でバトルが続いている。

 日本共産党の山添拓政策委員長は16日に国会内で開いた会見で、自民党議員にヒアリング(聞き取り)調査を行った森山裕総務会長と小渕優子選対委長に対し、衆院予算委員会に出席し結果説明を求めた。

 自民党は15日に「清和政策研究会」(安倍派)や「志帥会」(二階派)議員たち91人を対象にした同調査報告を公表。その結果、2022年までの5年間で総額5億7949万の裏金が判明している。

 山添氏は同報告書がすでに同予算委員会に提出されたことを踏まえたうえで「同委員会で報告書について審議を行うべきです。森山総務委員長や小渕選対委員長など、ヒアリングの責任者には概要について説明をいただく。どういうヒアリングを行ったのかを問わなくてはいけない。あるいはこの報告書に出てきている裏金作りの隠蔽など、指示をした事務局は、誰なのか明らかにし、説明をしていただくことが必要。参考人として来ていただきたく思います」と要求した。

 国会内ではこの日、政治倫理審査会(政倫審)の開催をめぐる衆議院の与野党協議が行われた。

 野党側はキックバック(還流)不記載がわかった自民党51人の衆院議員全員に政倫審の出席を要求したが、与党側は態度を保留。検討したうえで回答するとした。

 永田町関係者は「野党側は安倍派、二階派幹部の出席を強く要求しています。両派幹部のなかには政倫審出席を拒んでいる大物政治家もいますので、開催スケジュールが未定です」と明かした。