国民民主党の玉木雄一郎代表は15日、自民党が派閥政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受けて所属議員に行ったヒアリング(聞き取り)調査報告書の公表を受けて取材に応じた。

 自民党は「清和政策研究会」(安倍派)や「志帥会」(二階派)など現職議員82人と8つの派閥や議員グループ幹部91人を対象にヒアリングを行った。

 調査報告書は野党側に公表された。玉木氏はこれをどう受け止めたか。

「先ほど私もざっと読みましたけれども、3つのものが欠けている。ひとつは裏金作りにいたる経緯ですねどのように行われたのか。そして、いったい何に使ったのかという使い道。残ったお金があるのかないか(という3点)。先のアンケート調査ではまったく明らかにならなかったので(今回)一部、明らかになったところはありますが全容解明にはほど遠い内容だと思います」

 同報告書では誰が派閥の所属議員に対してキックバック(還流)の指示を出したのか、名前が具体的に公表されなかった。

 玉木氏は「派閥の幹部は誰だったのか。令和4(2022)年の4月以降、安倍元総理が『これは問題だ、改めるべきだ』と言った後も、亡くなられたこともあってですね、それをひっくり返して従来からの裏金を続ける指示を出したのは、その判断をしたのは誰なのかいうところが一番に問われる。その名前が(報告書に)出てこないということで私は、自民党して本当にこれを解明しているのかどうか、まだ身内や組織を守っているとことがうかがえるのが非常に残念だと思います」とした。

 今後の自民党に対しては「この組織的に裏金を指示したのは誰なのかということをしっかり実名で出して、そして、その方々は、全員、政倫審(政治倫理審査会)に出席して、自らしっかり経緯を述べるべきだと思います」と述べた。