ハグ一つで大騒ぎだ。岸田政権と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係で国会が揺れている。解散命令請求を出した盛山正仁文科相がハグしたのか、してないのかが国会で議論されるほど。14日配信のデイリー新潮では岸田文雄首相に教会との新たな接点が浮上したと指摘されている。解散命令請求に影響はあるのか。
盛山氏は2021年の衆院選の際に、旧統一教会の関連団体から推薦状を受け取ったとされる。政策協定にあたる推薦確認書にサインをし、選挙支援を受けるだけでなく、旧統一教会関係者とハグしたともささやかれているのだ。国会審議で野党が「ハグは事実か」と大まじめに追及すれば、盛山氏も「私どもの年代でハグすること普通はありえない。ハグをした覚えはない」と懸命に否定した。
そんな中、〝ハグ国会〟とも呼べる状況に新たな燃料が投下されている。デイリー新潮は岸田氏が教会関連団体の冊子を持っている写真の存在を暴露。すでに岸田氏が政調会長時代に教会の友好団体関係者と党本部で面会していたことが明らかになっているが、それだけではない接点があると指摘したのだ。
何が起きているのか。旧統一教会問題に詳しいジャーナリストの有田芳生氏は、「韓国の本部から日本の統一教会に対して祈祷、お祈りして解散命令請求を崩せと指示が出ています。その一方で日本の信者には特に盛山氏に対して恨みがあるというのです」と明かした。
恨みとはどういうことか。「(盛山氏の選挙区である)神戸の現役の信者たちがあれだけ応援したのに(文科相として盛山氏が)解散命令請求を出したってことでね。盛山氏だけでなく、岸田氏、法相だからということで小泉龍司氏が狙われている。政権の動揺を狙うかく乱を始めた」と指摘した。
実際に盛山氏の件では旧統一教会の関連団体関係者がテレビ局の取材にいろいろと話をしている。解散命令請求を阻止したいという思いだけでなく、支援したのに裏切られたという不満も信者たちにはあるのだ。
有田氏の情報によると教会と政策協定を結んだ自民党議員はほかにもいるという。「(教会は)全部資料は持っているわけだから。岸田政権の暴露をしていくでしょう」(同)。ターゲットにされた岸田政権のメンバーには今後も旧統一教会との接点が暴露されるなどの報道が続くとみられている。
解散命令請求の行方に決着がつくまで情報戦が行われることが予想されるわけだが、もちろん出てくる情報のすべてをそのまま受け取るわけにはいかない。
「統一教会なら何でも悪いという風潮があるがそうではなく、あくまで政界への接近がよくなくて、そういうことをする統一教会を批判しないといけない。岸田氏の写真の話は2016年で、当時は(新潮記事に出てくる)国際指導者会議が統一教会と関係があるだなんて誰も知らなかったし、盛山氏のハグなんて、していても(本筋とは)関係ない。メディアまでかく乱に踊らされ始めている」(同)
では、岸田政権が旧統一教会問題で批判にさらされている間に解散命令請求はどうなるのか。トーンダウンしていくのか。有田氏は「ひっくり返ることはあり得ない。かく乱は意趣返しをやっているだけですよ」と指摘。自民党の政治家を応援してきた信者からすれば岸田政権に不満なのは間違いない。岸田政権は自民党が教会と蜜月だったことのツケを払わなくてはならないようだ。












