フランス1部スタッド・ランスの日本代表MF伊東純也(30)が11日、敵地のロリアン戦にフル出場して、性加害疑惑の報道後初の試合復帰を果たした。

 伊東は決定機に絡むことはなかったが、持ち前のスピードを生かして攻守にわたって奮闘。チームは0―2で敗れたが、存在感を見せた。

 伊東はアジアカップに日本代表として参加中に、「デイリー新潮」に性加害疑惑が報道され、その後は試合に出場せず代表を離脱してSランスに戻っていた。この日の試合は伊東にとって、1月24日に行われたアジアカップ1次リーグのインドネシア戦で後半41分から途中出場して以来のプレーとなった。

 フランス紙「リュニオン」などによると、ウィリアム・スティル監督は「彼が戻ってきたことは歓迎だ。彼はできる限りプレーする。われわれにとって彼は重要なんだ」と力説し、性加害疑惑の渦中にあっても今後も起用し続ける方針を明らかにした。

 クラブでは復帰を果たした伊東だが、日本代表ではスポンサーの意向などもあり、疑惑が続く状況での招集は絶望的となっている。そうしたことからファンやサポーターからは、これを機に代表引退してクラブでの飛躍に集中したほうがいいとの声も。

 ネット上では「純粋なサッカーファンの立場で考えれば長谷部誠みたいに代表引退して選手生命伸びて海外で活躍し続ける枠として楽しませてくれればそれでいい。代表のためにも久保建英の右ウィング起用に早く移行するのが良いし良いきっかけなのでは」「今回の騒動がなくても伊東はもう歳だし、次のワールドカップまでの構想には含まれないでしょ。今回のアジアカップで代表引退が良い引き際」などと本人にとっても森保ジャパンにとっても、代表引退が良い選択肢になるとの指摘が出ている。

 伊東の今後に国内外で熱い視線が注がれている。