大型対抗戦を〝立ち技新時代〟の一歩目にできるか。立ち技イベントの「K―1」と「RISE」が2日に共同で会見し、3月に対抗戦を行うと発表した。「RISE ELDORADO 2024」(3月17日、東京体育館)と「K―1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)でそれぞれ5試合ずつ開催する。
若手や中堅、女子の対抗戦にリマッチや王者対決などさまざまなテーマの対抗戦が並んだ。2日のカード発表会見に、K―1のカルロス菊田プロデューサーに代わって出席したKrushの宮田充プロデューサーは、「今はMMA(総合格闘技)のRIZINが光り輝いていますけど、立ち技のお客さんもたくさんいるので。そういう人たちに楽しんでほしいし、MMAを好きな人も『なんか立ち技も面白いことやっているな』と思ってほしい」と意気込んだ。
対抗戦の勝敗は後のイベント運営に影響する可能性もあると認める。「同じ5勝5敗でも大将とか副将が勝っているほうがインパクトが強い。負けたほうはそれを背負わないといけないし、勝ったら勝ったでおごってもいけないし」としつつ「でも、そうして(両イベントが)切磋琢磨するのが大事かなと思っています」と語気を強めた。
今回の対抗戦をきっかけに、両団体は立ち技界全体の底上げを狙っていきたいという。それを踏まえ、宮田プロデューサーは「だからトラッシュトークとか、そういう流れは嫌だったんですよ。僕らはスポーツとしてやっている。だから、遺恨マッチとかそういう感じで盛り上がるカードはあえて組みませんでした」と編成に込めた思いを明かす。そして「立ち技格闘技のメジャーがクロスするとこれだけのことができるよ、というのを(見せたい)。それでファンの人に『見て良かったな』『また見たいな』『別の組み合わせはどうかな』ってなれば。今回が新しい立ち技の一歩目になればいいと思います」と期待を込めた。
今回は20代前半の若手対決も多く組まれた。これに「なんでこの選手が? というカードもあるかもしれないですが、僕は先鋒・次鋒のカードもぜひ見てほしいです。出世試合になる可能性を秘めているんで。新日本とUWFの対抗戦(1995年10月9日、東京ドーム)で言えば桜庭和志、金原弘光vs永田裕志、石沢常光のような試合ですよ。後に『アレはすごい試合だった』って言われるようになる可能性を秘めたカードを組んだ」と自信をみなぎらせた。
なお、シンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」から選手の出場を打診されながら一方的に連絡が取れなくなったというが、その現状を問われると「ONEに関しては、今は『一寸先はハプニング。ムフフフ…』っていう感じですね」とけむに巻いた。












