〝世界の田中〟こと皇治(34)が、恒例の大放言だ。28日の格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」(有明)でスーパーレック・キアトモー9(タイ)に判定負けした元K―1世界3階級制覇王者・武尊(32)と、直前で対戦相手が変更になりながら一本勝ちした青木真也(40)の戦いを現地で生観戦。2人の戦いに何を感じたのか? さらに23日のボクシング転向3戦目に勝利した那須川天心(25=帝拳)にも〝皇治節〟を炸裂させた。

 ――武尊の試合を会場で観戦した

 皇治 感動しましたよ。日本の誇りやと思いました。タケポン(武尊)とかつて戦えたことを光栄に思います。

 ――応援していたのか

 皇治 全然してないです。勝ってくれたら間接株上がりで「タケポン―皇治―スーパーレック―ロッタン―天心」っていう構図ができるってもくろんどったんですけどね(笑い)。

 ――判定負けだった

 皇治 ローキックを受けすぎたのはもちろん、3ラウンド(R)で倒しきれなかったとこが敗因かな。いつもやったらあそこで倒したでしょ。

 ――倒せなかった理由をどう見る

 皇治 コスチュームが破れたせいですね。お守り(ファウルカップ)が出てもうたでしょ。あれはセコンドがどうにか直してやらんと。タケポンはナルシストやから、気になってしゃあないでしょ。だから、乗り切れなかった。

 ――他には

 皇治 5Rの重圧。3R制ならあそこで倒しきりにいったはずや。でも、今回はあと2Rあるから、いきすぎたら疲れるっていうのがあったと思う。見ていて彼は3Rの選手なんだと思いましたね。

 ――試合後には引退を示唆した

 皇治 どうせ、俺のマネして〝引退撤回〟しますよ。それに俺がさせません。俺とMMAやれと。アイツも「頑張った。根性見せた」って褒められるのも飽きたやろ。俺もそうや。だからMMAでやろうや。タケポンも3敗したから俺の仲間入り(笑い)。受けて立ったるよ。俺はMMAでは無敗で決定率100%の男やで。

 ――青木については

 皇治 さすが俺の弟やなと。メインとタメ張るくらいすごい声援やったでしょ。格闘技界に愛されてるなって思いました。あそこで勝ち切るのも、対戦相手に意味わからんマルコメ(ジョン・リネカー)が出てきたのもさすが。ビックリしましたよ、聞いてたんと全然ちゃうのが出てきたから。

 ――青木も最前線から退くことを示唆している

 皇治 撤回させます。だって最前線で戦いたいヤツは、山ほどおるんですよ。それをなぜ自分から下りるんや。同じことはタケポンにも言えるんですけど。俺のボクシングのトレーナーがよく「ボクサーの美学は負けて辞めることや」って言うんですよ。やっぱり殴られて辞めるっていうのが後輩に受け継がすものだと思うんです。だから、青木もタケポンも自ら放棄するなと。青木は次はスーパーレックとやらせます。

 ――ボクシング転向後の那須川をどう見ている

 皇治 天心はホンマにかわいそう。日本って嫉妬の国なんですよ。それで負けたら共感を得る。復活ストーリーを喜ぶんです。だからタケポンは応援されるけど、天心は嫉妬されちゃってるでしょ。天心の努力をみんなわかってないんですよ。こないだも世界ランカーを圧倒しているし。

 ――23日のルイス・ロブレス(メキシコ)戦では、4R開始時点で相手が立ち上がらずTKO勝ち

 皇治 意味わからんでしょ。「足くじいてもうた」って。何やそのヘンテコの理由。でも、そういう珍プレーに追い込むくらい技術の差があった。そこをみんな、あんまり受け入れへんじゃないですか。「倒さない」とか言うて。天心もそこに乗っかっちゃってるでしょ。

 ――KOを意識した発言をしている

 皇治 俺は天心は振り切って「判定だろうが何だろうが俺は圧倒して負けません」って〝メイウェザースタイル〟でいってほしい。倒すことが全てやないから。相手も強うて死ぬ気で来とんやから、なかなか倒れんよ。キックから転向して全勝ってホンマすごいことなんすよ。総合もみんな、なかなか成績残せないじゃないですか。実際、全勝で来てるのは俺だけ(笑い)。天心は転向して全勝、しかも圧倒してるわけだから、みんなもっとたたえて応援してあげてほしいですよね。

 ――自身の今後は

 皇治 今も引き続き、真剣にMMAをやってます。今度、柔術の大会にも出ようと思って。それでMMAは6月か7月に東京ドームあたりでやろうかと思ってますね。その前に神戸あたりでボクシングをしてもええね。それと「NARIAGARI」もヘビー級と65キロのベルトをつくって、4月21日に8人のワンデートーナメントをやりますわ。K―1とRIZINへの出場権もつきます。

 ――今年も忙しそうだ

 皇治 まあ、結局歩いたヤツだけがコケるんやで…、と言い残しメガネを光らせてロールスロイスで走り去ったって書いといてください。ほな。