新日本プロレス13日(日本時間14日)の米国・サンノゼ大会で、オカダ・カズチカ(36)がウィル・オスプレイ(30)とのシングルマッチを制した。
オカダにとってオスプレイは、自身が英国から勧誘して2016年3月に新日本マットに導いた特別な存在。2月から米国・AEWに主戦場を移すかつての弟分の対戦要求を受け、サンノゼ決戦でのシングルマッチが決定した。
2022年度のプロレス大賞でベストバウトも獲得した黄金カードは、米国のファンを熱狂の渦に巻き込んだ。レインメーカーを回避されたオカダはオスプレイのスタイルズクラッシュを浴びてしまうが、掟破りのストームブレイカーを決めるとレインメーカーをさく裂させる。これをカウント2で返されると、ドロップキックにカウンターのジャンピングシットダウンパワーボムを合わされてしまい反撃を許した。
ハイレベルな攻防は25分過ぎからさらに加速する。今度はオスプレイがドロップキックから掟破りのレインメーカーを発射すると、オカダは窮地に陥った。ローリングラリアートをキャッチされ、ついにストームブレイカーを浴びてしまう。
それでもこれをカウント2で返したオカダは、ヒドゥンブレードをカウンターのドロップキックで迎撃。さらに旋回式変型エメラルドフロウジョンでマットに叩きつける。
なおも粘るオスプレイに引き込み式の短距離ラリアートを3発叩き込むと、崩れ落ちるオスプレイを抱えてヘビーレイン式の変型ツームストーンパイルドライバーを発射。最後はこん身のレインメーカーで、激闘に終止符を打った。
試合後のリング上ではオカダがオスプレイと握手し、目に涙を浮かべながら抱き合って健闘を称え合った。しかしそんな感動の場面を、オスプレイと抗争中の「BC WAR DOGS」がぶち壊す。デビッド・フィンレー、ゲイブ・キッド、アレックス・コグリン、クラーク・コナーズの4人がリングに上がると、オカダはフィンレーにシレイリ(こん棒)で殴打されリングから追い出されてしまった。
何とかユナイテッド・エンパイアのメンバーとエディ・キングストンがWAR DOGSを排除すると、オスプレイがマイクを握る。「これまでの8年間、楽しい時間だった、ありがとう。新日本プロレスに来たのは22歳の時で、まだ未熟な俺に新日本はたくさんの経験とチャンスを与えてもらい成長できた」と感謝。さらにオカダに対しては「彼は文字通り世界最高のレスラーだ」と敬意を評した。
新日本ラストマッチとなる2月11日大阪大会では、WAR DOGSとの5対5金網マッチを控えている。オスプレイは「これから新しい章が始まるが、この本を閉じるまでまだ試合がある。注意しておこう。暴力が、血が、骨折の音が嫌いなら見ない方がいいだろう。でも俺のようにイカれたヤツがいるなら、あのクソ野郎どもを仕留めて埋葬しようじゃないか」と宣戦布告した。なお、オカダはノーコメントで会場をあとにした。













