大みそかの格闘技イベント「RIZIN.45」(さいたまスーパーアリーナ)で、元K―1スーパーライト級王者の安保瑠輝也(28)が元K―1ウエルタ―級王者の久保優太(36)に1ラウンド(R)4分28秒、リアネイキッドチョーク(RNC)で敗れた。

 当初、安保は木村〝フィリップ〟ミノルとの対戦が決まっていたがそのドーピング検査が陽性だったため試合は中止。代わって総合格闘技(MMA)に挑戦し久保と対戦することになった。

 試合は序盤、ニータップを仕掛けられた安保がこれをかわし打撃を返すなど緊張感のある立ち技の攻防が繰り広げられる。しかしその後、片足タックルを受けた安保はたまらず尻もちをついてしまう。そこからサイドポジション、マウントと奪われる苦しい展開。安保も下からパンチを放つなど反撃を試みたが、ブリッジで久保をはね飛ばそうとしたタイミングでバックに回られて首を取られて絞めあげられ屈辱のタップを余儀なくされた。

 戦前に自分が予告していた技で敗れた安保。久保からは「安保選手がRNCと言っていたので狙っていました。伏線回収といったところでしょうか」とあまりに悔しい言葉を送られつつ肩を落としてリングを降りた。

 その後、インタビュースペースで安保は開口一番「悔しいです。情けないです…」と唇を噛む。さらに「マウントを取られている時間が長かったと思うんですけど(MMAの準備を)20日間やっている中ではそこからひっくり返してマウントを取るイメージだったんですけど、それがなかなかできなくて。そこがイメージと違ったかなと思います」と試合を振り返った。

 それでもMMAに挑戦したことについては「やったこと自体には後悔していなくて、限られた時間の中でやってきたので。その中でこの結果になってしまったのは仕方ないので、強くなれるように頑張るだけなのかと思います」と語気を強める。
 それを踏まえて「(今後もMMAを)絶対にやります。悔しいので。絶対強くなります。続けていきたいと思います。久保選手どうこうでなく、MMAで自分がこんなに弱いんやと思ったので、強くなりたいと思います」と継続して取り組むことを明言。

 そして、11月の「FIGHT CLUB」でYA―MANに敗れた朝倉未来に「興味がなくなった」として炎上した自身の発言を引き合いに「『安保瑠輝也に興味がなくなった』といわれても文句を言えない状況なので、強くなるしかない。強くなります」と再起を誓った。