日本代表の森保一監督(55)が明かす〝代表スタッフ改革〟とは――。指揮官が第2次政権スタートして以降、特に力を入れているのが、マネジメントの変化だ。監督によるトップダウンから〝集団指導体制〟への移行を図っている。

「私が(指導に)関わっている時間は少なくなって、コーチたちが関わって伝える時間が長くなった」と指揮官。その理由を「私が一人で全部やっていると、全部が薄くなる。ミーティング、練習、コミュニケーションなど。できるだけやっていきたい思いはあったけど、コーチに役割と責任を持って、チーム、選手を成長させるためにやってもらうことが、より深く、より広く伝わっていくということで、頼れるコーチにお願いしている」と説明する。

 カタールW杯後、現役時代に日本代表の主力として活躍した名波浩氏と前田遼一氏がコーチとして入閣。9月からはスペイン1部セビリアで欧州リーグ(EL)を2度制覇した実績を持つ若林大智氏をテクニカルスタッフに迎えて、体制を拡充。元日のタイ戦に向けてはロールモデルコーチとして内田篤人氏と中村憲剛氏も招へいし、若手指導者の〝育成〟にも努めている。

「少しずつ各スタッフに任せて、それでよりチームの機能性が高まる。チームでやるべきコンセプトがより深く浸透していく。これまでやってきたレールの上にのせるのではなく、新しく思いきって出してもらえるように、より自由な環境づくりはしている。あれやってくれ、これやってくれではなく、外から見て何が必要かを実践してもらう」と森保監督はその狙いを力説する。2026年北中米W杯で優勝するべく、指導側も進化を図っている。