フィギュアスケート男子で北京五輪銀メダルの鍵山優真(20=オリエンタルバイオ・中京大)は〝1年前の悔しさ〟を晴らす。

 世界選手権(来年3月、カナダ・モントリオール)の代表選考会を兼ねた全日本選手権(21日開幕、長野・ビッグハット)に向け、20日に同会場で行われた公式練習に参加した。ショートプログラム(SP)の曲かけでは4回転サルコー、4回転―3回転の連続トーループを着氷。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は乱れたものの「今日は久しぶりにトップのみんなで集まった。すごくいい練習ができたと思う」と充実感を漂わせた。

 昨季は左足首のケガもあって8位。その後は治療に専念し、今季はグランプリ(GP)ファイナルで銅メダルを獲得するなど、完全復活の兆しが見えている。「1年でここまで取り戻せたのは、いろんな方がサポートしてくれたおかげ。この試合で恩返しというか『戻ってこられたんだよ』という演技がしたい」と力を込めた。

 初優勝が視野に入る中でも「SPとフリーをしっかりとそろえることが一番大事だと思う。それでメダルが取れたらうれしい」と平常心を強調。まずは昨季の己超えを目指す。