国立競技場のピッチが酷使によって危機を迎えている窮状を受けて、都心にサッカー専用スタジアムの建設を求める機運が高まっている。

 9日に国立で行われたサッカー天皇杯決勝は0―0の延長PK戦8―7で川崎が柏を撃破して優勝する一方で、劣悪なピッチ状態が注目を集めた。ボコボコに荒れている場所が多く、芝生はプロがサッカーをする状態ではなかった。SNS上ではファンやサポーターから批判が殺到し、選手たちからも川崎のDF山根視来が「とにかく土が多かったので、ロングボールすらまともに蹴れない、すごく蹴りづらいグラウンド状況だった」と不満の声が上がるなど物議を醸している。

 現在の国立ではトップレベルのピッチ管理は難しいとの指摘が続出しており、サッカーファンからは都心に国立の代わりにサッカー専用スタジアムの建設を求める声が続出している。SNS上では「もう陸上競技場でサッカーをやろうとする発想を捨てた方がいいかもしれません。渋谷のNHKの裏側に土地があるので立派なサッカー専用スタジアムを作ったりしないかなと思っています」「画面越しでも気になったピッチ状態。やっぱり悪かったんだ。ほんと、先進国なら国立サッカー専用スタジアム作って欲しい」とサッカー専用スタジアム建設の機運が高まっている。

 国立のピッチが危機的状況に陥ることで、日本サッカー界の悲願である都心のサッカー専用スタジアム建設を巡る議論が動くキッカケになるかもしれない。