日本サッカー協会は8日、レフェリーブリーフィングを開催。J1神戸でプレーするFW大迫勇也のオフサイド問題の質問も上がった。

 問題が起きたのは先月12日の浦和戦。1―1で迎えた後半アディショナルタイム、浦和はFKを得ると、勝たなければ優勝が消滅するため、GK西川周作もゴール前へ上がった。しかしFKは神戸のGK前川黛也がキャッチし、攻め残っていた大迫へ大きく蹴り出した。これを受けた大迫が、GK不在のゴールへロングシュートを決めた。

 ただ、西川が前線に上がっていたとき、自陣に残っていたのはDF大畑歩夢のみ。この状況の規則ではオフサイドラインがハーフウェーラインとなるが、大迫は敵陣にいるような状況だったため、オフサイドだとの指摘がネット上で拡散。しかもこの勝利で神戸が優勝に王手をかけ、浦和の優勝が消滅したことから、波紋はさらに広がり、今でもオフサイドだとの声は根強い。

 日本協会の審判マネジャー及びJリーグ担当統括を務める東城穣氏は、この日のブリーフィングで「非常に難しい事象だった」との見解を示したが、誤審かどうかの言及はしなかった。また、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入がなかったことには「(VARで使う)12カメラの映像にそこを捉えているものがなかった。そこでVARとしてはコンファームした」と説明した。

 時間とともに風化していくかもしれないが、映像が残っている以上、今後もくすぶり続ける問題になりそうだ。