【病院通いになる前に健康寿命をのばす!プレメディカルケア】

 スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに、解説します。

【お悩み】ぎっくり腰をやって以来、筋力が落ちました。重い荷物を持つ時の注意点は?(60代女性)

【アドバイス】赤ちゃんを抱っこする時と同じように、自分の体に重さを預けてみてください。

【解説】旦那さんに先立たれ、ひとりで暮らしているという女性。昨冬、漬物石を持ち上げた時にぎっくり腰をやってからはガクッと筋力が落ちてしまったと悩んでいました。最近はお米5キロを持ち運ぶのも大変だけど、できれば今冬も旦那さんが大好きだった正月用の漬物をこしらえて、仏壇に供えたいとのことでした。

 重たいものを持ち運べるかどうかの判断基準は、体にピタッと荷物をくっつけることができ、軽く動かせるかどうかです。赤ちゃんを体全体で抱っこする時と同じで、自分の体に重さを預けることができれば、関節への負担が少なくなります。

 持ち運ぶ時は姿勢も大事です。腰を落とさず、手だけで重い物を持ち上げようと横着する人をよく見かけますが、これがぎっくり腰になる最も危険な姿勢です。

 五輪競技の重量挙げをイメージし、荷物を正面にして肩幅ぐらいのスタンスで息を吐きながら腰を落とし、荷物を体に預けてから足首、ヒザ、ヒジといった関節をしっかり伸ばす。呼吸を止めてしまうと緊張が強くなり、体を痛めやすくなってしまうので、息を吐きながら行うのがポイントです。

 年末年始は、大掃除などでも重い物を持つ機会も増えるので、意識してみてください。