自民党の小泉進次郎衆院議員の変化に注目が集まっている。昨今の小泉氏は議員連盟の会長に就任するなど精力的に活動。28日には小池百合子東京都知事とコラボしてみせた。かつては同僚議員とも距離を置いていた時期もあったが隔世の感だ。早くも来年秋の総裁選を巡る臆測も飛び出している。

 この日、小泉氏は東京都の「こどもスマイルムーブメント大賞表彰式」にゲストとして出席し、小池氏と並んだ。当初、イベントの案内状に小泉氏の名前はなく、前日になって案内状に小泉氏出席が追加。表彰式はチルドレンファーストという都の施策の一環で、小泉氏とは縁がないはずだが、どうしてか。

 あいさつに立った小泉氏は「なんで私がここにいるのか。完全に小池知事のペースにやられました」と説明。先日、小池氏とあるイベントで会った際に第二子が生まれたことを伝えたという。「その後、うちの事務所に案内が突如来まして。(小池氏が事務方に)『あの人生まれたよね。声かけてみたら』という流れだろうと思いまして、こういうときはご縁だなと思い参加しました」と明かした。

 ご縁で駆けつけるとはさすがのフットワークである。もっともかつての小泉氏はマスコミはもちろん同僚議員にも連絡先を教えず、秘密主義とささやかれたほどの慎重さを持っていた。当時の永田町関係者は「首相の息子ということもあって注目度は抜群で本人の発信力もあった。それだけに嫉妬も多かった。スキを見せられないという苦労があるのではないか」と語っていた。

 派閥にも入っておらず、仲間づくりが課題だったが、近年は変化。2018年には国会改革実現を目指す超党派の議連に事務局長として参加。若手議員との勉強会も行うようになっていた。

 また、これまでは裏方が多かったが、近年はトップに就任することが多くなった。今月に会合のあった「ネット社会におけるプライバシーの在り方を考える議員連盟」で会長となり、ライドシェアの勉強会では世話人を務めている。どちらも超党派で野党も参加している。「さっそく来年秋の総裁選を見据えた動きではないかとマスコミを騒がせています。もっとも本人は多くを語っていません」(別の永田町関係者)

 小泉氏といえば石破茂元幹事長や河野太郎デジタル相と並んで首相になってほしいランキングの常連だ。ある自民党関係者は「いつかは小泉氏が総裁選に挑戦するときが来ると考えている人はいますよ」と指摘。ニュー進次郎の今後はいかに。