長期欠場していた女子プロレス「スターダム」の林下詩美(25)&上谷沙弥(27)が完全復活を遂げ、ゴッデス王座挑戦を表明した。

 上谷は7月23日に行われたシングルリーグ戦「5★STAR GP」開幕戦(大田区)で当時のワールド王者・中野たむと対戦した際、約5メートルの高さから特大プランチャを放ち、レフェリーストップで敗戦。左ヒジの脱臼および靱帯損傷で戦線離脱となった。一方の詩美は9月に頸椎ヘルニアと診断され、同リーグ戦を途中離脱していた。

 28日の東京・後楽園ホール大会で2人は同じ「クイーンズ・クエスト」のAZMと組み、鈴季すず、星来芽依、メーガン・ベーン組と激突。上谷が約4か月ぶり、詩美が約2か月ぶりにリングインすると観客から大歓声が巻き起こった。

 先発で鈴季と対峙した上谷はハイスピードな攻防を展開し、完全復活をアピールする。しかしメーガンに串刺しのショルダータックルを連発され、星来に負傷していた左腕に集中攻撃を浴びせられる〝復帰祝い〟でピンチを迎えた。それでも(詩美とのタッグ)アフロディーテがメーガンにダブルのドロップキックを見舞い、好連係を披露。詩美がメーガンをジャーマンで投げ飛ばし圧倒した。

 10分過ぎ、上谷は鈴季を場外に吹き飛ばすと敵軍めがけスワンダイブ式のプランチャからの新技「フェニックス・シャイン」(変型羽根折り固め)で鈴季をとらえ勝負に出る。残り試合時間が1分を切ってもあきらめない上谷は鈴季にノーザンライトスープレックスを3連発お見舞い。最後に新技の「フェニックス・ストライク」(変型のエメラルドフロウジョン)を炸裂するも、15分時間切れ引き分けに終わった。

メーガン・ベーン(右)にベルトの挑戦表明をした林下詩美(左)と上谷沙弥
メーガン・ベーン(右)にベルトの挑戦表明をした林下詩美(左)と上谷沙弥

 試合後マイクを手にした上谷は「みんな、ただいま! アフロディーテ、無事復帰することができました。復帰戦勝利することができませんでしたが、感覚は取り戻しています」と笑顔を見せ「私たちアフロディーテが狙ってるものがありますよね?」と不敵な笑みを浮かべタッグリーグ「ゴッデス・オブ・スターダム」で優勝したメーガンに目を向けた。

 安納サオリと共にゴッデス王座を保持していたなつぽいが「頸椎ヘルニア」で欠場し、年内の復帰が難しいことから返上され王座は現在、空位の状態。タッグリーグを制覇した舞華とメーガンは12月2日の愛知・ドルフィンズアリーナ大会で新王者決定戦を行うことが決定している。この日完全復活を遂げた上谷は「名古屋、ゴッデス王座決定戦に挑戦させてください」とメーガンに挑戦を表明。するとメーガンから「ゴッデス王座が欲しい? 私と舞華とのタッグ・ディバインキングダムが一番強い。ディバインキングダムがチャンピオンとしてあなたたちのチャレンジを受けるわ」と受諾され、王座戦は決定的になった。