女子プロレス「スターダム」の壮麗亜美(26)が、周囲の〝雑音〟を封じる。

 団体最高峰のワールド王座は現在、中野たむの返上により空位の状態。シングルリーグ戦「5★STAR GP」覇者の鈴季すずに挑戦権利証が付与され、年内最終興行となる12月29日の東京・両国国技館大会で、新王者決定戦が開催される。

 鈴季の相手を決める新王者決定戦進出トーナメント1回戦(28日、後楽園ホール)で舞華と激突する壮麗は「チャンスはもらってきたけど、ものにできなくて焦りがありました。なので、今回突然舞い込んできたチャンスをものにして、自分の殻を打ち破っていきたいなって思います」と力強く宣言した。

 昨年10月にフューチャー王座を獲得し、4月にはMIRAIとゴッデス王座を戴冠。一時は2冠王に君臨するも、王座陥落後のシングルリーグ戦「5★STAR GP」では4勝5敗と成績を残せず、10月にはジュリアのSTRONG女子王座取りに失敗した。

 ふがいない結果が続いているため、トーナメント出場が決まった際には「なぜ壮麗が?」「朱里が出た方がいい」と、ファンから厳しい声が届いたという。それでも「赤いベルト(ワールド王座)を持っていた同じメンバーでやり合っても意味がないじゃないですか?」と主張した上で「私が選ばれた意味はちゃんとあると思う。後楽園の試合で、いろんな外野の声を吹っ飛ばしますよ」と胸を張った。

 同王座は2021年12月から1年間、自身属する「ゴッズアイ」のリーダー・朱里が保持しV10を果たした。全タイトル戦をセコンドで見て、王者の姿勢を学んだ壮麗は「MIRAIが白(ワンダー王座)、自分が赤いベルト戦で両国の舞台に立つ。赤いベルトを取って、朱里さんに恩返ししたいです」。まずは28日に悲願の〝挑戦権〟を勝ち取る。