フィギュアスケート女子の青木祐奈(21=日大)の表情は、充実感であふれていた。

 ショートプログラム(SP)8位で迎えたグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯(25日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)のフリーでは、冒頭の連続ジャンプは3回転ルッツのみとなったが、3回転サルコー、3回転トーループなどを着氷。126・18点をマークし、自己ベストとなる合計184・46点で日本勢トップの5位に入った。

 自身の人生を重ね合わせた演目を終えた青木は「もう本当に一番上までお客さんがいたので、うれしい気持ちがすごかった」と満面の笑み。その上で「緊張は昨日(SP)よりしたが、声援に後押しされたなという実感があった」と感謝の言葉を口にした。

 GPシリーズ初参戦で得た経験は、全日本選手権(12月、長野)に向けて大きなプラスとなる。「大舞台でこれだけSPとフリーを東日本(選手権)の時よりもしっかりまとめてできたことは本当に自信になった」と手応え十分。日本一決定戦を前に、満開の花を咲かせる土壌は整った。