プロ15年目へ進化を止めない。広島・堂林翔太内野手(32)は今季100試合に出場して規定打席に到達しなかったものの打率2割7分3厘、12本塁打、35打点を挙げた。2桁本塁打は2020年以来、3年ぶりだ。

 また自身初の4番も務め、14試合でその重責を担った。堂林は「最初はいつも通りやろうと思ったんですけど…。(試合)数を重ねてCSも4番を打たせてもらって、責任を感じることもあった。でも、その経験もすごくプラスになった」と話した。

 そんな堂林は「現状維持だといけない。今年の成績以上を残さないといけない」と強い危機感を抱いている。米国のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」が今年、来日して行ったセミナーに参加したのも、そうした思いからだった。

「あれだけメジャーでドライブラインと言われるので興味があった。広島では野手でやっている人はいなかったので、とりあえずやってみないと始まらないと思って。自費で行きました」。さまざまな事情から3日間だけの参加だったが、得たものは多かったという。

 堂林は「日本ではもしかしたら否定されるような極端な練習もしているなと思った。例えば(バットを)下から上に振り上げることだったり。そこはうまく、自分の中で向き合ってやれればといいのかな」と振り返る。

 今回はできなかったモーションキャプチャを利用した動作解析にも興味が湧いたという。来季はチームでは年長者の部類に入る。「まずは自分のことをやらないと人には言えない。来年は自分のことをしっかりやって引っ張っていけるようにしたい」。貪欲に前へ突き進む。