ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(30=大橋)とWBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)の4団体統一戦(12月26日、東京・有明アリーナ)を前に、水面下の駆け引きも活発化してきた。

 フィリピン紙「デーリー・トリビューン」は「ギボンズはタパレスと井上の対戦での公平性の確保を誓う」と題する記事を掲載。タパレス陣営のプロモーターで10月25日に都内で開かれた統一戦発表会見にも出席したショーン・ギボンズ氏の動きを報じた。

 同紙は「敵地での試合は容易ではない。ギボンズが、井上とタパレスの統一戦のジャッジを中立の立場で行うよう、4大公認団体に要請するのはこのためだ」「ギボンズはWBAとIBFのベルトを持つタパレスの代理人であり、このフィリピン人サウスポーが日本に遠征して4団体統一王者を目指す際に、不公平なジャッジだけは避けたいと考えている」と報道。ギボンズ氏が「4つのボクシング団体に話をするつもりだ」「4人のジャッジは、すべて中立国から派遣される」と語ったことを伝えた。

 その上で、同記事は「(元世界6階級制覇王者の)マニー・パッキャオを含めてフィリピン人ボクサーで4団体統一を達成した選手はいない。その夢を実現するために、ギボンズはあらゆる手段を尽くす」と締めくくっている。