大相撲の元大関朝潮の長岡末弘さんが67歳で死去したことがわかり、驚きと悲しみの声が広がっている。

 近畿大で学生横綱に輝くなど、アマチュアで活躍。1978年春場所の初土俵(幕下付け出し)からとんとん拍子で出世して、わずか4場所で新入幕を決めた。83年春場所後には大関昇進。豪快な当たりと強烈な突き押し、陽気な性格で「大ちゃん」の愛称で人気を集めた。

全日本相撲選手権大会を制した長岡さん(1976年)
全日本相撲選手権大会を制した長岡さん(1976年)

 横綱への昇進はならず、大関在位36場所で89年3月に引退。引退後は若松部屋を継ぎ、2002年2月から高砂部屋を継承した。モンゴル出身の朝青龍を、自身が果たせなかった横綱に育てたが、その朝青龍が土俵外で不祥事を連発。2010年の暴行騒動では対応に追われ、管理能力を問われる事態となった。
 
 それでも朝乃山を大関に育て上げ、定年後も再雇用。新型コロナウイルス対策のガイドライン違反で退職する21年6月まで日本相撲協会に在職した。

 注目を集め続けた元人気力士の訃報が流れると、SNSでも一斉に反応。「驚いた。早すぎる」「かなりショック」「まだ信じられない。あまりに急ぎすぎて」などと驚きの声とともに「ちゃめっ気のあった土佐のいごっうそう」「本気になれば、横綱になれたと思う」「学生時代から規格外の強さを誇り、北の湖キラーだった」と往年の活躍に思いを寄せ、追悼していた。