大相撲の鶴竜親方(37=元横綱)の引退相撲が3日、東京・両国国技館で開催された。断髪式には約380人の関係者が出席。元横綱朝青龍、元横綱白鵬の宮城野親方、元横綱稀勢の里の二所ノ関親方らがはさみを入れ、最後は師匠の陸奥親方(元大関霧島)が大いちょうを切り落とした。

 慣れ親しんだまげに別れを告げた鶴竜親方は「(まげを)切り終わった瞬間、20年ぶりに風が入ってきた感じ(笑い)。やっと切れたなと。頭がすぐ洗えるって、最高ですね」とすっきりした表情。「相撲のおかげで今日の自分がある。今度は恩返しするのが私の役目。将来、一日でも早く協会の看板を背負って立っていく力士たちを育てていきたい」と決意を新たにした。

 断髪式前に行われた最後の横綱土俵入りでは、新大関となった霧馬山改め霧島が太刀持ちを務めた。「(霧島が)目標を達成したのはすごくうれしいこと。これで満足することなく、まだまだ上(横綱)があると思って頑張ってほしい」と弟弟子に向けてエールを送っていた。