大相撲夏場所(東京・両国国技館)で元大関の幕内朝乃山(29=高砂)が奮闘を続けている。不祥事による出場停止を経て、大関から三段目まで転落。今場所は1年半ぶりに幕内復帰を果たした。月給は十両の110万円から140万円にアップすると同時に〝臨時収入〟も復活。複数の企業が15日間を通して朝乃山の取組に懸賞(力士の手取りは1本6万円)をかけている。
食品メーカーの永谷園は朝乃山の出場停止前にCM契約を結んでいた縁から、懸賞を再開。同社の担当者は「今場所を見ていても分かるように、朝乃山関は人気と実力を兼ね備えた力士。よくここまではい上がってきてくれた。大相撲全体を盛り上げるためにも、どんどん活躍してほしい」と幕内復帰を歓迎した。
朝乃山の故郷・富山に本社を置き「背中にぴったり、フィットちゃん」で知られるランドセルメーカーの株式会社ハシモトBaggageは「(約5年前の)前頭1桁台になってから懸賞金を出している。(同社は)地元の後援会にも入っているので、その一員としても応援している。これからも応援し続けます」と今後も支援を継続していく構えだ。
同じく地元の総合設備企業の北陸電気工事は「幕内復帰のお祝いも込めて」と懸賞の狙いを説明。「さらなる高みを目指して頑張ってほしい。具体的には横綱。期待せずにはいられない」と番付の頂点に立つことを熱望している。
朝乃山は「自分の取組にかかっているのはうれしい。地元の何社かもかけてくださっている」と感謝する。14日目(27日)までに獲得した懸賞は97本(582万円)。番付が上がる来場所以降も、発奮材料の一つとなりそうだ。











