鈴木宗男参院議員が25日に国会内で開いた自身が主催の「大地塾」で、ロシアへの電撃訪問をめぐり日本維新の会を離党した心境などについて語った。

 宗男氏が10月1日から5日までロシアを訪問したことは内外に大きな波紋を広げた。

 当時、所属していた維新は、宗男氏が事前に渡航届を出していなかったことやロシア国営通信社「スプートニク」のインタビューで「ロシアの勝利、私は何の懸念もなく100%確信を持っている」と発言したことなどを問題視。これを受けて宗男氏は離党を決断している。

 同塾で宗男氏は「政治家は信念がなくなれば、退場するものだ。いつの日か明らかにするが、ロシアではしかるべき人とちゃんと話をしています。何も恥じることはないです」と話した。

 宗男氏は維新が2013年11月12日に国会開会中に参議院の許可を取らず北朝鮮を訪問した故アントニオ猪木氏に対して処分したことにも言及した。

「アントニオ猪木さんが参議院の議院運営委員会で、(北朝鮮に)行っちゃいけない、国会開会中で(渡航を)却下されました。それでも猪木さんは行かれました。参議院での処分は両院停止50日です」とした上で「当時の猪木さんは維新のメンバーです。維新の処分は役職停止30日です。それと比較しても、私の処分(除名処分)と乖離がありすぎるなという感じがした。それならば私自身がこの政党(維新)にいる必要はないと思い、離党した次第です」

 維新を離党したあとに起きたことについて宗男氏は「多くの人が『大丈夫か、大丈夫か』と言ってくれるのですが、私は大丈夫です。元気一杯なんです。私は国益を考えて、こんな時だからこそ、首の皮一枚でも、ロシアとの対話は必要なんだという思いなんです」と打ち明けた。