日本共産党の志位和夫委員長は23日、国会内で岸田文雄首相の所信表明演説後、ぶら下がり会見を開いた。

 岸田首相は所信表明演説のなかで「変化の流れをつかみ取るための『一丁目一番地』は経済だ。30年来続いてきたコストカット経済からの変化が起こりつつある。変化の流れをつかみ取るため、何よりも経済に重点を置いていく。思い切った『供給力の強化』を3年程度集中的に講じていきます」と強調した。

 衆院本会議散会後、志位氏は岸田首相の所信表明の受け止めを「物価高騰でこれだけ国民のみなさんが暮らしに困っていらっしゃる。これをどうやって打開していくのかという方策がひとつもない。30年来のコストカット型経済が、経済停滞を招いたとおっしゃった。コストカットで賃金をカットする。これをやってきたは誰なのか。全部、自民党政治がやってきた。反省もなければ政策の転換もない」とした。

 岸田首相が演説で「経済、経済、経済!」と連呼したことについて志位氏は「経済でまったく手詰まりになって経済無策があらわになった演説だった。経済を打開する中身がまったくない」とした。

 与党は岸田首相の所信表明演説を踏まえて新たな経済対策を策定する方針。志位氏は「演説そのものが内容がないですから、そこから出てくるものも内容ないものにならざるを得ない」と語った。