WBC世界ミニマム級王座統一戦(7日、東京・大田区総合体育館)は同級暫定王者の重岡優大(26=ワタナベ)が同級正規王者のパンヤ・プラダブシー(32=タイ)を3―0の判定で退け、王座統一に成功した。
正規王者を最初から最後まで翻ろうしてみせた。TKO勝ちした弟・銀次朗の後にリングに上がった優大は、サウスポーから繰り出す左ストレート、左アッパーで序盤から圧倒。チャンスでも深追いはせず、自分のリズムを崩さない教科書のようなボクシングでポイントをため込んだ。
焦るパンヤも中盤から前に出てくるが、優大の巧みなフェイントの前にパンチは空を切るばかり。優大はKOこそ逃したものの最後まで勢いを止めず、117―111、119―109、119―109と3人のジャッジがいずれも大差をつける完勝だった。
4月に予定されていた統一戦はパンヤが直前にインフルエンザ感染で中止となった。ようやく実現した一戦で格の違いを見せつけた優大だが、判定勝ちという結果に「しょっぱい試合をやってしまって申し訳ない」とまずはファンに謝罪。それでも「どういう内容でも兄弟で勝ち続ける。まだまだこんな力しかないけど夢は大きい」と、兄弟による同時世界王座統一という快挙には素直に喜んだ。
さらに「しょっぱい試合をしといて言うのもなんですけど、WBOにやりたいヤツがいる。調子に乗ってるヤツが。そいつとケンカボクシングできたらいい」と、次のターゲットに8戦無敗(6KO)の同年代王者、オスカー・コラーゾ(26=プエルトリコ)を指名した。












