【今週の秘蔵フォト】1976年、13歳でロバート・デ・ニーロ主演の超名作「タクシードライバー」で12歳の娼婦役を演じ、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされて映画界に衝撃を与え、後年に「告発の行方」(88年)、「羊たちの沈黙」(91年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞して大女優となったのがジョディ・フォスターだ。

14歳ですでに大物の風格
14歳ですでに大物の風格

 77年1月18日付本紙には同年日本公開の「ダウンタウン物語」プロモーションのために来日したジョディのインタビューが掲載されている。30年代の米国を舞台としたミュージカル映画で、出演者は全員子役。ギャングのボスの情婦を演じた。共同会見には73年のカトリーヌ・ドヌーブ来日の際を超える200人以上の報道陣が詰めかけたという。

 当時14歳でロサンゼルスの「リセ・フランセ」の9年生(日本の中学3年)。スクリーンに映る姿とは裏腹に無邪気な素顔を見せてインタビューに応じている。

 娼婦役については「別に勉強したわけじゃないわ。どんな役だって経験がなくてもできる。これ(娼婦役)が自分の特性じゃなければいいけど」とジョークを交えて話した。

 私生活については「学校生活は映画とテレビの話。大嫌いなテスト。先生の悪口。ローカルテレビに出ているハンサムなスターを報告し合ったり。映画に飽きたら学校に戻って、また映画に戻って…楽しみは学校で食べるランチなの」と14歳らしい笑顔を見せた。

 さらには「ボーイフレンド? 18歳になるまではいらないわ。ポール・ニューマンみたいな素敵な男性が現れたら別だけど。(映画界は)形式ばった人が多いからあまり好きじゃない。でも一番いい映画はハリウッドみたい。私はどちらかというとイギリスで仕事をするほうが好き。文明も古いし、イギリス人は冷静だから…」と「小さな大女優」の顔に戻って語った。 

 アカデミー賞受賞後も毎年途切れることなく映画に出演し続け、監督やプロデューサーも務めた。今年もテレビドラマを制作中。子役時代の才能は枯渇することもなく、現在も米国を代表する名女優として君臨する。