不同意わいせつ、不同意性交等の罪に問われている元「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告(43)の第5回公判が2日、東京地裁で開かれた。今回の一連の公判で初めて被告人質問が行われ、斉藤被告は終始ハキハキと質問に答えた。
事件は2024年7月、東京・新宿区に駐車されたロケバス内で発生。初対面だった女性Aさんの胸を触るなどしたとされる。斉藤被告はAさんの第一印象を「ずっと笑顔で、すごく感じの良い方」と回想。車内で2人きりの時間が多かったことや、Aさんから「トリオの中で斉藤さんが一番好き」と言われたことなどから「好意を持っていると思った。気持ちが高ぶって、それ以上のことを求めていると思った」と当時の心境を語った。
性的行為を巡り、斉藤被告は「同意があると思っていたが、Aさんの気持ちをくみ取ることができず、本当に申し訳ない」と殊勝な表情で陳謝。一方で、警察の取り調べ時には、行為が「無理やりではない」と主張するためにドライブレコーダー(ドラレコ)などの証拠を求めたが、存在せず。「映像も音もない。絶望しました。真実と思ってもらえるのかわからない」と吐露した。
同意の有無を解明する有力な物証となり得たドラレコ映像。捜査関係者によると、捜査員は関連映像の捜索に切り替え、事件当時にロケバスが駐車されていた場所付近の「街角の防犯カメラ」の映像を見つけたという。「当然、これに映っていたのはロケバス内の映像ではなく、屋外の映像。斉藤被告やAさんがロケバスに乗り降りする様子くらいでした」(同)
検察側は3月の第2回公判でこの映像(約30分)を提示。傍聴席からは見えない形で設置されてあるため、傍聴人には何の映像か分からなかったが、検察側、弁護側、裁判官はそれぞれの目の前にあるモニターでその映像をチェックし、斉藤被告も食い入るように見つめたという。
検察側は、Aさんが被害直後に自身の母親へ送信した「ジャンポケ斉藤、気持ち悪いんだけど。チューしようとしてきた」という主旨のLINEの文面も提示している。Aさんは一連の公判で一貫して同意を否定。斉藤被告の「同意があると思った」という弁解に対し、このLINEの存在は同意の不存在を強く推認させる。裁判官がこの客観証拠をどう評価するかが、判決の行方を大きく左右しそうだ。












