【今週の秘蔵フォト】元タカラジェンヌの黒木瞳は、独特の清楚な美しさと感性を備えた女優として1980年代に高い人気を誇った。

元タカラジェンヌは文才もあった
元タカラジェンヌは文才もあった
〝予知夢〟を見ることを告白
〝予知夢〟を見ることを告白

 60年10月5日、福岡・八女市出身。79年4月に22・4倍の難関を突破して宝塚音楽学校に入学すると、81年に宝塚歌劇団に入団。月組に配属されると82年には、史上最速となる入団2年目で、月組トップの地位を獲得し、大地真央の相手役を務め「情熱のバルセロナ」などで活躍したが人気絶頂期の85年9月に退団して芸能界に転身する。

 女優としての映画デビュー作は86年の東陽一監督の東映「化身」。いきなり相手役の藤竜也と激しい濡れ場を演じ、大きな話題を呼んだ。同年9月9日付本紙では、10月の公開を直前に控えた黒木のインタビューが掲載されている。

街中でも圧巻の清楚な美貌
街中でも圧巻の清楚な美貌
初主演映画では大胆演技を披露
初主演映画では大胆演技を披露

「女優になろうと思ったのは中学生の時。吉永小百合さんの映画を見て、私も女優を目指したんです。裸も作品全体の中で必然性があったから。この映画は私にとって一つの過程だと思っています」と堂々語った。厳しい内容の初主演にもかかわらずグチひとつこぼさず「さすが厳しい宝塚出身のことはある」とスタッフを感心させたという。

 小学生の時から詩が好きで当時も書き続けており「ヒマがあると書きたくなるの。近いうち100編ぐらいの詩集を出そうと思っているの。詩の賞ってあるんですか?」と文才もあったようだ。

 同時に霊感も強かったらしい。山火事があった際は、その前夜に火が燃え盛る夢を見た。また当時、米国で起きたガス爆発の前日にそれを予告するような夢を見たという。男性は三枚目が好みだったようで「水谷豊さん、明石家さんまさんが好き。男は偉くなるべき。すっぽり包み込んでくれる人がいい」と語りつつ、さんまを「二枚目」だと強調。そのせいか「霊感美女はさんまがお好き」との不思議な見出しが立っている。

女優を目指したきっかけは吉永小百合
女優を目指したきっかけは吉永小百合

 結局「化身」では日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得。評価を高めた後に数多くのドラマに出演し、97年には森田芳光監督の角川映画「失楽園」が大ヒット。日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝き、女優としての地位を不動のものとした。その後は歌謡番組の司会なども務め、多岐にわたって活躍している。