衆議院の大西英男内閣委員長(77)が22日、全日本同和会東京都連合会の設立45周年記念研修大会(都内)で「共生社会の実現に向けて」と題し記念講演を行った。

「私たちは、口では世界の平和の大切さを唱えますけれども、その原点はやはり差別にあるんじゃないかと思うんです、源は。やはり差別を世界からなくしていくこと、これが今、一番これからの新しい時代に求められていることではないかなぁということを感じています」

 こう力説する大西議員は、続けて「アイヌの問題やなにかも今、さまざまな問題としてとらえられていまして…」と切り出し、次のような私見を述べた。

「残念なんですけれども、一緒に国会議員として働いている、たまにはいいことを言うことが多いんですけれども、アイヌの問題についてつい口が滑ってしまったというんでしょうか、非難を受けている女性議員もいるのが、残念でならないわけであります」

 折しもこの2日前の20日、同じ自民党・杉田水脈衆院議員(56)の過去のアイヌ侮辱発言が蒸し返され、ニュースになったばかりだった。

 杉田議員は7年前、国連の会議に参加したアイヌの人々について「アイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などと自身のSNSに投稿。

 会議参加者からの「明らかな侮辱で差別的な内容」との救済申し立てを受け、札幌法務局は今月7日「人権侵犯の事実があった」と認定していたことが分かった。杉田議員へは「アイヌ文化を学んで発言に注意するように」などと啓発したという。