新日本プロレス10月9日東京・両国国技館大会でIWGP世界ヘビー級王者SANADA(35)に挑戦するEVILが、要求されたランバージャック戦に対する〝悩める胸中〟を明かした。「正々堂々戦いたい」という理由で王者から提案されたルール変更について、回答を保留。その理由を探ると何とも理不尽な言い分ばかりが出てきたが、果たして真意は――。

 EVILとSANADAは19日に都内で行われた会見に出席。SANADAからランバージャック戦への変更を提案されると「考えておいてやるよ」と言い残し、質疑応答の時間を待たずして途中退席してしまった。

 会見後に本紙の取材に応じたEVILは「SANADAが物欲しそうな顔でベルトを見てやがったからよ。いつ泥棒を働くかわからねえヤツが隣にいるのに、あの場に長々といるわけにいかねえだろ」と釈明。EVILが現在保持するベルトは、8月の両国大会で強奪し私物化しているもの。言うまでもなく立場は挑戦者だ。

 さらに安易にルール変更を受諾しなかった理由も勝手な自説を展開する。「そもそもあいつはG1で俺に完膚なきまでに負けた。正々堂々の決着はすでについただろ。それに正々堂々やりてえんだったら、ランバージャック以外にも金網とかいろいろやり方はあったはずだ。ひきょう者のアイツが、何としても仲間の力を借りようという魂胆が見えるから警戒しているよ」

 本来のランバージャックはリング四方を囲んだセコンドが場外に落ちた選手を押し戻す試合形式。G1公式戦でディック東郷を介入させ、ベルト強奪後も逃げ回るEVILの反則を防ぐためには最適なルールといえる。

 そんな自分を棚に上げてSANADA側のセコンド介入を疑うとは…。EVILは「王者として、アントニオ猪木を超えた存在として俺はいつ何時、誰の挑戦も受けてやる。だが、SANADA発信のそのルールに関してはフェアなのか精査する必要がある」と、間違った使命感に燃えつつも慎重な姿勢を崩さなかった。

 一方でかつてロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンで共闘したSANADAから「キャリアの中で最高のパートナーでした」と評されたことには罵詈雑言で応戦。「俺のおかげで結果を残せたあやつり人形が勘違いすんな。元同門だからって一緒にされるのもうんざりなんだよ。腐りきってからロスインゴを出たSANADAを、いたんだヤツらが拾った成れの果てが『Just 5 Guys』だ。俺の会社である新日本の治安を守るためにも、アイツらは終わらせてやるよ」と言い放った。

 何から何まで大荒れ模様の両国決戦。まずはルール問題の行方に注目が集まる。