サッカー男子のパリ五輪1次予選を兼ねたU―23アジアカップ予選D組(12日=日本時間13日、バーレーンのマナマ近郊)、来夏のパリ五輪出場を狙うU―22日本代表はバーレーンと0―0で引き分け、2勝1分けの勝ち点7で同組1位となり、五輪最終予選を兼ねて行われる来年4~5月の同アジア杯(カタール)出場を決めた。

 8大会連続の五輪出場に向けて最終予選となるアジア杯は16チームが参加。3位までが五輪出場権を獲得し、4位はアフリカ勢とのプレーオフに回る。日本サッカー協会の幹部は「パリ五輪の最終予選は、インターナショナルマッチデー(IMD)ではないので、欧州でプレーする選手たちを招集するのは厳しい」と語り、主力選手が不在になるという。

 日本は今回の予選にデンマーク1部ブレンビーに所属するMF鈴木唯人(21)ら海外クラブの選手8人を招集。しかし最終予選の期間はIMDではないことや欧州各国リーグはシーズン終盤のため、選手派遣に応じない見通しで「今までもそうだった。集められるメンバーでやるしかない」と指摘。大幅な戦力低下は避けられない。

 アジア各国のレベルも上がっている中、大岩剛監督率いるチームは五輪切符をつかめるか。