北京五輪のスピードスケート女子で1000メートルの金を含む4個のメダルを手にした高木美帆(29=TOKIOインカラミ)に、さらなる飛躍の予感が漂っている。

 昨季からナショナルチーム(NT)を離れ、ヨハン・デビット・コーチと活動。スピードスケート関係者によると、当初は練習環境の整備などに四苦八苦したこともあったというが、今春には「team GOLD」を結成した。佐藤綾乃(ANA)、サネ・イントホフ(オランダ)ら国内外の選手とお互いを高め合っている。

 北海道・帯広市内で12日にチームの練習を公開した後、取材に応じた高木は「去年まで抱えていた不安や心配ごとがなくなってきた。この決断がいい方向に向いていると思う」と充実の表情を浮かべた。

 チームを結成したことで、仲間と練習を積むことのメリットも実感している。「他の選手がいるので『質を高く維持し続けなければ』というメンタルになる。1人だと『あー、脚止まっちゃった』となるところが、もう一歩踏ん張れる助けにはなっている」。苦しい場面において、大きな支えとなっているのだ。

 現在の高木は本命種目・1500メートルに重きを置いている。「1500メートルでどう戦うかは一つの大きな軸」。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪での同種目金メダル獲得へ、頼れるチームメートとVロードを駆け上がっていく。