史上初となる2年連続の大学駅伝3冠を狙う駒大の主将・鈴木芽吹(4年)が、主将としての心構えを明かした。

 1日にファイテン株式会社の主催による取材会が都内にある駒大・陸上競技部道環寮で行われ、体のコンディション維持について「基本的には、食事と睡眠。しっかりご飯を食べることと、睡眠時間をしっかり取るということは大前提で、そこにプラスしてセルフケアをやったり、ソラーチを使ったりしている」。足の指をほぐし、疲労回復に効果のあるファイテン社のフットマッサージャー「ソラーチ」を愛用していると語った。

 史上最強と、うたわれた昨年のチームとの比較について、「1番はやっぱり、田澤さんという絶対的エースがいないということ。いるだけで安心感があったし、チームの状況が悪い時は頼りっきりになっていた」と今年の世界選手権で男子1万メートルに出場した田澤廉(22=トヨタ)の抜けた穴の大きさを痛感する。

 その一方で「もちろん自分も含めて、篠原(倖太朗・3年)、圭汰(佐藤・2年)の3人で、チームを引っ張っていきたい。みんなでチーム全体を強くしていくんだという気持ちは、去年よりある」と団結力をアピールした。

 チームとしては恒例となっている長野・野尻湖合宿を8月に終え、ここからはいよいよ駅伝に向けての調整に入る。「ここまでは土台作りというか、走り込みがメイン。ここからは、(練習の)量よりも質を高めていきたい。チームが3冠を取るために、3つの駅伝全てで区間賞を取って、優勝に貢献したい」と力を込めた。