日本代表主将でドイツ1部シュツットガルトMF遠藤航(30)が、イングランド・プレミアリーグの名門リバプールに電撃移籍することが決定的となった。欧州の移籍市場に精通するイタリア人ファブリツィオ・ロマーノ記者は、16日に自身の公式X(旧ツイッター)を更新し、「遠藤航はリバプールへ行く」と断定。「シュツットガルトのキャプテンは夢を追うために退団を決意した。個人的な条件は数時間で合意に至った」と〝ツイート〟した。
英「BBC」など各メディアも名門クラブの動向について報道。中盤の補強に乗り出しているリバプールでスポーツディレクターを務めるヨルグ・シュマットケ氏がドイツで堅実なパフォーマンスを披露する遠藤に正式オファー。所属するシュツットガルトも容認する構えで、遠藤は17日にイングランド入りし、メディカルチェックを行う予定と伝えた。
また地元紙「リバプールエコー」によると、遠藤とシュツットガルトの契約は残り1年となる2024年6月末まで。すでに30歳を超えていることから移籍金は1600万ポンド(約29億8000万円)を超えないとみられており、同紙は「合意に近づいている」と指摘。22年夏まで所属していたMF南野拓実(28=モナコ)に続き、リバプールで2人目の日本人選手になる見込みという。
リバプールは今夏の補強戦線で大苦戦中。元イングランド代表のMFジェームス・ミルナーら多くの選手が退団していく中、アルゼンチン代表MFアレクシス・マカリテルら2人しか獲得できていない。先日には同リーグで日本代表MF三笘薫(26)の所属するブライトンのエクアドル代表MFモイセス・カイセドの獲得に乗り出すも、英国史上最高額となる移籍金1億1500万ポンド(約213億9000万円)を提示したチェルシーに〝敗北〟。その代役として遠藤を指名した格好だ。
ドイツ1部で奮闘する遠藤は主に守備的MFとして1対1の局面で圧倒的な強さを誇る〝守備の職人〟。昨季は公式戦40試合に出場、6得点5アシストをマークした。英紙「ミラー」は「彼はシュツットガルトが1部に残留するのを助けた」とし「守備的MFである遠藤はセンターバックとしてもプレーすることができる。クラブでキャプテンを務め、その地位を維持している。当然ながらプレミアリーグへの移籍にも前向きだ」と伝えていた。
リバプールを率いるのは、ドイツ1部ドルトムントで元日本代表MF香川真司(34=C大阪)を指導した名将ユルゲン・クロップ監督とあって日本選手に対する偏見はない。シュツットガルトはもちろん、昨年のカタールW杯で日本代表のベスト16進出に大きく貢献した遠藤のパフォーマンスはチェック済み。新戦力として期待を抱いているのは間違いなさそうだ。











