プロレスラーの「KENSO(ケンゾー)」こと共同テレビジョンの鈴木健三氏(49)が、師匠の故アントニオ猪木さんの遺志を継いだ世界平和を願うイベントを開催する。
来年の戦後80年、国連創設80周年に向けて「自由と同胞愛の歌〝交響曲第九番〟で世界を祈るセレモニー」(6日、長崎原爆資料館ホール)と「国連から長崎市民へ向けた平和とSDGsメッセージのご紹介と鈴木長崎市長への伝達式セレモニー&音楽コンサート」(7日、長崎市チトセピアホール)が2日間にわたり開催され、健三氏はプロデューサーを務める。
きっかけは昨年10月に死去した猪木さんだ。健三氏は、猪木さんが難病「全身性トランスサイレチンアミロイドーシス」で闘病する姿を2年間にわたり密着取材。ドキュメンタリー番組「燃える闘魂 ラストスタンド~アントニオ猪木 病床からのメッセージ~」はNHK放送とNHK―BSプレミアムで放送され、大きな反響を呼んだ。
ロシアがウクライナへの侵攻を開始した昨年、健三氏は病床の猪木さんが口にした言葉が今でも忘れられない。「心は移ろうんだよと。毎日死にたいと思っていても心は移ろい、少し調子のいいときは世界平和を心から祈っているんだ、と。会長がぼそっと言ったのを覚えていて。やっぱり会長は生死をさまよいながらも、世界平和を祈っていたんだなと」
今回のプロジェクトの総監督&指揮は、米国在住の指揮者・伊藤玲阿奈(れおな)氏が務め、ピアノ伴奏はウクライナ出身のパヴェル・ギントフ氏が担当。伊藤氏は7月にニューヨークのウクライナ国連代表部で、ウクライナのキスリツァ国連大使から長崎市民へのメッセージを託された。
健三氏は米WWEで活躍したときに伊藤氏と知り合い、交流があったという。「猪木会長の世界平和にかける遺志を引き継いで頑張りたいですね。今年は長崎でやり、来年は沖縄でやりたいなと考えています」とイベントの成功を約束した。













