一軍昇格は一歩後退か…。中日・根尾昂投手(23)が2日、ウエスタン・リーグの阪神戦(バンテリン)に先発し、5回1/3まで109球を投げ、6安打6失点で降板した。
立ち上がりから制球を乱した。初回一死から小幡に四球を与えると、続く野口に左翼へ先制2ランを被弾。2、3回と三者凡退に仕留めて立ち直ったかに思えたが、4回一死から井上に二塁打、高寺の安打で一、三塁のピンチを招くと、藤田の二ゴロの間に1点を追加された。
さらに6回一死から井上に四球、高寺と藤田に連打を浴びて満塁とされたところで、降板を命じられた。代わった2番手・橋本が踏ん張れず、残した走者をすべて生還させてしまい、さらに根尾に3失点が加わった。
降板後、根尾は「失投を打たれてしまっています。甘いボールを1球で仕留められてしまっている。自分の球をもっと投げ切れるように練習します」と反省しきりだった。
昨季途中に野手から投手に転向し、今季は先発に挑戦。ここまで二軍戦では4戦連続のクオリティースタート(6回以上、自責3以下)と安定した投球を見せていた。しかし、この日は今季6度目の先発で一軍首脳陣もネット裏から見守る中、初めて中6日での登板となったが、7奪三振ながら3四球1死球と制球難も露呈した。
片岡二軍監督は根尾の投球について「ちょっと今日は上ずっていた。(バンテリンの)こういうマウンドで放って、いつもより力みがあったし、前回の試合よりボールの走りも悪かった。(初回の野口の本塁打は)抜け球を一振りで仕留められた」と指摘した。
ただ、指揮官は「何回も放っているうちにだんだん、まとまりが出てきたと思うし、悪いなりに修正したりね。ボール自体も間違いなく良くなってきている」と根尾の成長にも目を細める。
一軍昇格のタイミングについては「野手もそうだけど、上が詰まっていたら推薦もできない。やっぱり状態の良い投手は推薦するが、仲地が上がって今回は松葉が上がった。上に空きがなければ、タイミング的なものもある。でも、その辺のレベルまではきている。これからどんどん登板機会を増やしていって、良い状態を維持できていれば、ファンも期待しているところもあるし、そういうチャンスもある」と説明した。
周囲の期待が高まっていた根尾の今季一軍先発登板はもう少し先になりそうだ。












