朝倉未来の惨敗劇だけじゃない。〝バカサバイバー〟こと青木真也(40)が、波乱続出となった7月30日の格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN.2」(さいたまスーパーアリーナ)をぶった斬った。今回の〝標的〟は、世界を驚かせるアップセットとなった鈴木千裕VSパトリシオ・ピットブルや、まさかのノーコンテストとなった堀口恭司VS神龍誠…忖度なしにメスを入れる。

 話題騒然となったイベントから一夜明け、再び青木の鋭い舌鋒がさえわたった。「昨日の朝倉未来だけで終われるはずないだろ」と声をしゃがれさせながら、そのほかの試合の分析を開始。まずは1ラウンド(R)2分32秒で鈴木がパトリシオをスタンドパンチでKOした試合だ。下馬評では圧倒的不利だった鈴木が、ベラトールのフェザー級王者を破るジャイアントキリングを果たした。

 青木は「〝ママ活〟から完全にリブランディングしましたよね。男気とナイスガイでひっくり返した。おめでとうと言いたい」と祝福。試合展開については「完全にピットブルがなめてたよね。いきなりブンブン振り回してきたから。昔、鈴川真一さんは風呂に入りに両国へ行って、そのついでに相撲を取っていたらしい。ピットブルもそういう感覚の試合だったんだろうな」とパトリシオの慢心を指摘した。

 これを踏まえて「鈴木にしてみればどうにか持ち込みたい展開に向こうが自分から来てくれた。いやあ、すごいアップセットだ。ここまでの宝くじはないぞ。やっぱりママ活とか言われて運がたまってたんだろうな」。

 なお、その試合後にパトリシオの兄・パトリッキーと〝ケンカ騒動〟を起こしたクレベル・コイケについては「感情を抑えきれないところが〝アレ〟な感じでいいよなあ…。遠くから見ている分には最高だ」とうれしそうにスポーツドリンクを飲み干した。

 勢いそのままに、今度は開始25秒で堀口の指が神龍の目に入り試合続行不可能でノーコンテストとなった試合に目を向ける。「あれはアクシデント。仕方ない」とメガネを光らせつつ、その後の神龍の行動については「『続けないといけなかった』とか謝ってたじゃん。あれはダメだ。『うしろめたいことがある』って言っているようなもんだろ」とダメ出しだ。

「あのタイミングこそ『堀口のヤロー、許せない!』とか言えば話題になるし、ヒールになれるし、先につながったじゃん。もったいないな…。堀口としてもこうなると難しいし、自分のイベントで仕切り直せばいいんじゃない?」と、堀口が立ち上げる新団体「TOP BRIGHTS」旗揚げ戦(9月9日、ALSOKぐんまアリーナ)での再戦を提言した。

 さらにベラトールライト級GP1回戦で、パトリッキーに3RTKO負けしたRIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザについては「頭を使って理屈で戦う選手は、戦っている途中で〝負け筋〟が見えちゃうことがあるんだよ。今回はまさにそうだった。でも決して悪いことじゃないんだよ。〝勝ち筋〟が見えることもあるわけだから。俺も近いから気持ちが痛いほど分かる」と同情した。

 好き放題話した青木は、最後に「それはそれとして、もうすぐ鈴木みのると組まなきゃいけないんだ、俺は」と4日のGLEAT東京・両国国技館大会でのタッグ戦に話題転換。「世界一性格の悪い男と日本有数の面倒な男で試合が成立する気がしない!」と妙な予告を残し、通話を強制終了した。