ボクシングのWBC・WBО世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)が、国内のリングにこだわる意向を表明した。

 前王者のスティーブン・フルトン(29=米国)を8ラウンド(R)1分14秒、TKOで撃破し日本人として2人目の4階級制覇に成功した井上は26日、所属ジムで一夜明け会見を行った。国内での試合が続いていることもあり、海外での試合への思いを問われたが「今、日本がビッグマッチを組む舞台になっているので。海外で試合をするよりも日本でバンバン組んで盛り上げる方がいいんじゃないかと思います」と力説。自らが海外へ乗り込んで名前を売るよりも、国内のボクシング界を盛り上げることに注力したいとした。

 これに所属ジムの大橋秀行会長も「同じです。ラスベガスのような大舞台が日本にできつつあるので、続けて開催していくのが井上尚弥の使命なんじゃないでしょうか」と背中を押す考えだとした。さらに将来のメガイベント開催についても「対戦相手にも寄りますがドームも可能ですよね」と話す。その強さで人気もうなぎ上りの井上が、このままボクシング界全体を潤わせることができるか。